社長ご挨拶 Message from the President

謹啓

2025年(令和7年)新春明けましておめでとうございます。

昨年は元旦に能登半島地震が発生し、更には9月同地にて集中豪雨による洪水被害が惹起され、今以って回復したとは云えない被災地の皆々様のご苦労は如何ばかりかと心が痛みます。

弊社に於きましても、諸経費の高騰取り分け人手不足に端を発した物流車輛の不足、更には人件費の上昇に悩まされた一年でした。この苦難を何とか切り抜け無事越年し、新年を迎える事が出来ましたのは何に置いても永年ご愛顧を頂戴している多くのお客様のお陰と、衷心より感謝を申し上げる次第でございます。

昨年より今年、何か好い事が、と思うのは、私共だけではないと思いますが、昨年の続きかと思うと心が晴々しません。

人口減、消費者層の高齢化、コロナ禍により明らかになった酒離れ現象、集団化を避ける傾向、どれ一つ取っても消費者が飲料店と名が付けばどこでも利用するという時代は終わりを告げたのかと思います。

「お客様に選ばれるお店」が、これからのキーワードになるのではと思わずにはいられません。飲料さへ安く売ればお客様は満足するという時代から料・飲一体となってお客様の思いが分かるプロ料飲店経営の時代に戻りつつあるのではないかと思っております。
当然私共酒販業者もプロ料飲店経営者様の厳しい選択眼に適い選ばれなければなりません。

これまで以上に私共は質を問われることは必至であり、その為には当然の事ながら全社一丸となって、お客様の満足とは何かを緊張を以って自問自答を繰り返し行動をしなければならないと思っております。

ある意味では明るい将来への幕開けの時代が到来したのかも知れません。お客様と共に勝ち残りを目指して精進を致す所存でございます。何卒本年も引き続きご愛顧ご指導の程お願い申し上げ年頭のご挨拶とさせて頂きます。

敬白

令和7年1月
榎本酒類株式会社
代表取締役社長 榎本 一二

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