社長ご挨拶 Message from the President

謹啓

年頭のご挨拶

2025年、米国大統領の言動に世界中が振り回された一年でした。
当事国も含めて云い様の無い不安に、落ち着かない一年でもあったと思います。

そして2026年、今年こそは希望に満ちた年を期待したい所ですが、世界の趨勢は益々混迷を深める一年になりそうです。誰れもが、あの忌まわしいコロナ禍後は必ず元の世界に戻ると思っておりましたが、人類が二つの大戦とその後の四十数年に亘る冷戦期を経て、初めて享受した自由と民主主義により醸成された「世界は一つ」という理念と環境は、覇権を唱える国々の自国第一主義により、自国利益追求が容認される時代となり、1995年に設立された自由主義経済の象徴WTOも、その機能を失いつつあります。再び新冷戦期に戻り、第三次世界大戦すら予測される事態に至りました。人、物の自由な交流は制約され、消費のある所へは世界中から自由に物が流入する環境は終わりを告げようとしているのです。あらゆる物が豊富に流入し、必要な物資を、経済合理性に基づいた条件の下、手に入れられる時代の継続は、難しくなっているのです。

戦後80年の一時期を除いて、ほぼ忘れられていた物資の「安定供給」を思い起こさねばなりません。この事と同一線上では語れませんが、昨年の米騒動・アサヒ社システム障害に起因するビール供給不足、「物」の不足が何をもたらすか改めて嚙み締めねばなりません。又、今後30年以内に80%の確率で首都直下大震災に遭遇すると云われております。経済性に合致する商品の「安定供給の継続」が如何にあるべきかを、危機管理の重要課題として考える時がきた事を認識しなければなりません。弊社、その観点から仕入先の精査・情報交換の強化・物流インフラ構築による商品の集積能力の向上・配荷力の強化を図り、以って、お得意様の尚一層のご繁昌・ご発展に微力ではありますが、資する納入業者と成るべく全社一丸となって努力する所存でございます。

何卒本年も相変わりませずご高配、ご愛顧の程お願い申し上げます。

敬白

令和8年1月
榎本酒類株式会社
代表取締役社長 榎本 一二

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